光と闇

随筆

光と闇という比較で物事をや出来事をあらわすことがあるが、その場合、闇が悪とか暗とか邪とかいった立位置であることがほとんどかと思う。
しかし、それはこの現象世界での理であって、わかりやすく言えば人間世界の通念である。我々は人間なのだからそれで構わないと言えばその通りなのだが、それで良しとして思考停止してしまえば、永遠に宇宙の真理に近づけない。
本来、光や闇も含め、森羅万象に区別はなく皆同じなのだ。人間世界への現れ方が異なるだけなのだ。なぜ現れ方が異なるのか? それは私にもまだわからない。人類がそれを悟った時、今我々が存在するこの宇宙のあらましを理解した時、別の宇宙への大航海時代がはじまるであろう。だが人類はまだこの宇宙の5%も理解していないのが残念だ。あと100年人類が滅亡せず進化したら90%ほどにはなるだろうが、人類以外の援助が必要だ。
この私の話でさえおそらくは、人類の数%しか腹に落ちないことであろう。理屈ではなく直感、あえてスピリチュアルな言い方をすれば天啓や悟得というべきものだから。
光と闇の話に戻ろう。
「光は闇を包含し闇は光を内包する」、謎かけのような文言だが、わかる人には、「ああそうか」とピンとくるはず。それが言葉ではなく言霊での意思疎通ということ。
宇宙からすべての光を除き去ることはできますか? できたとしたら宇宙は何色になりますか? 逆に取り除くのが闇ならどうなりますか?
光を電磁波や光子と捉えている内は解らないだろう。光と闇はあらゆるところに同時に有り、またいつでも有るが、それはいつでも1つで無数ということを感得しなければならない。それはけっして無くならないが、ということはそもそも無いということに等しい。
ああ、また謎かけみたいになってしまった。言葉ですっきりと説明する能力が私にないのが悔しい。
いずれにしてもこれだけは誰かにピンときていただきたい。

時が生まれる前から光と闇は宇宙の子供達、可愛くて美しい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました